熱中症にご注意を。
初めまして。獣医師の平と申します。
今年の4月から湯木どうぶつ病院に勤務させていただいております。
飼い主様と動物たちのより良い暮らしをサポートできるよう日々努力しておりますので、何卒よろしくお願い致します。
私は生まれも育ちも北海道で、今年の4月に初めて北海道を飛び出しました。
札幌市と名古屋市の構造は案外似通ったところも多いのですが、天候だけは全くの別物です。
連日の酷暑に身も心も焼かれてしまいそうです。この暑さは9月中頃まで続く見通しのようです。
テレビや新聞等で熱中症への注意喚起がなされていますが、ご家庭のワンちゃんネコちゃんにも注意が必要です。
日中、地面付近の温度は人の感じる暑さと比べて10℃近く高くなるそうです。
炎天の中の外出はなるべく控えましょう。また、車など熱のこもりやすい場所への閉じ込めにも要注意です。
特に、ブルドッグなどの短頭種や肥満、心臓の病気を患っている子はより一層の注意が必要です。
熱中症の症状には、高体温、口を開けた浅い呼吸、嘔吐、下痢といった様々なものがあります。
重症化すると命にも関わる怖い病気です。
これらの症状に当てはまらなくても、何か様子がおかしいと感じたら遠慮なく当院までお問い合わせください。
この酷暑を無事乗り越えましょう。
実家(北海道)暮らしのバセットちゃん達ですが、ひんやりベッドがお気に入りです。