爪切りも病気の予防の一つです!
こんにちは。獣医師の貝沼です。
暖かくなってきて、お散歩も気持ちいい時期になりましたね。
わんちゃんねこちゃんといかがお過ごしでしょうか。
今日は簡単にできるわんちゃんの病気の予防についてお話ししようと思います。
それは、爪切りと足裏の毛のカットです!
え、そんなこと?と思った方もいるのではないでしょうか?
ではまず、爪の役割について簡単にお話しします。
一般に犬の指は前足に5本、後ろ足に4本あり、それぞれに爪があります。
獲物を走って追いかける追跡型の狩りをしていた犬にとって、爪は大切なスパイクとして活躍します。待ち伏せ型の狩猟スタイルで、足音を消すために、爪を自由に出し入れする猫との違いですね。
爪は歩くことですり減っていくため、お散歩などによって切らなくても適度な長さを保つことができます。しかし、室内飼いが多くなった現在では、お散歩だけでは十分にすり減らない子もいます。
爪は伸びすぎると巻き爪になったり、着地がうまくいかずに足や腰を痛める原因になってしまう可能性があります。
そのため、定期的な爪切りが必要となってきます。
また、足裏の毛のカットも予防の一つとなります。
フローリングが多いご家庭では、足裏の毛が長いと滑りやすくなり、ヘルニアなどの病気の原因となる可能性があるためです。
もう一度、ご家庭のわんちゃんの足を見てあげてください。
もし爪や足裏の毛が長い場合は切ってあげましょう。
ご自宅で切ってあげるのが難しい子もいると思います。
当院では爪切り、足裏カットも承っておりますので、狂犬病の注射やフィラリアの検査の際にぜひお申し付けください。
足周りをスッキリさせて、わんちゃんに快適な歩行を提供してあげましょう!
我が家のワンコたちも爪切りを済ませて春に備えましたが、暖かい日は寝る方が好きなようです(笑)
獣医師 貝沼大樹